HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年１月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で15年目150回の開催を超えることが出来ました。
薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は250名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。
詳細
開催日：2025年８月22日(金) 13：00～17：00 / 23日(土) 10：00～12：00
※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所：ビジョンセンター田町 ２F 「203」
JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ
費 用：50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。
第163回HSEセミナー
第１講義
「薬機法改正と薬局に関する最近の話題（カスハラ対策等）」
赤羽根 秀宜 氏 (JMP法律事務所 弁護士 薬剤師)
規制改革推進会議で議論されていた「外部委託」「一般用医薬品の受渡委託」がいよいよ解禁となります。大事なことは運用(ルール)であり、今後省令で公表されます。見落としがちですが、医薬品販売に関するルールも変更になります。本改正により気を付けなければいけないポイントを押さえます。また、薬局業界でもチラホラと聞くようになったハラスメント問題。特にカスハラへの対応は薬剤師法21条に定める「調剤拒否」への理解が必要になります。企業運営にトラブルはつきものですが、リスクヘッジしておくことで運営の安定につなげることができます。
第２講義
「メディカルシステムネットワークの薬局事業を推進するにあたり」
嶋田 方俊 氏 (㈱メディカルシステムネットワーク 執行役員 薬局事業本部長)
報酬改定の影響もあり、多くの調剤上場企業の決算は増収減益となりました。全国約450店舗を運営する同社も改定の影響を大きく受けた企業の一つです。近年、大手チェーンにとって厳しい改定が続いていますが、その中での取り組み、成長戦略について聞いてみたいと思います。そしてメディカルシステムネットワークといえば「医薬品共同購入」ではないでしょうか。次回改定に向けて注目の集まるトピックスです。グループとして薬局支援システム・デジタルシフトに関する事業も展開しています。今回は、他事業の状況も含めて幅広く聞いてみたいと思います。
第３講義
「退職代行業者が伝えるZ世代の考え方と離職者の本音」
大山 真司 氏 (㈱アルバトロス 執行役員 転職支援事業 部長)
近年の採用に関するトピックスは「退職代行」です。薬局業界でも4月～５月の新卒採用者の退職に関する情報が入ってきます。退職代行をメジャーにしたのは「モームリ」というサービスではないでしょうか。企業側からすると、「辞める側に問題がある」と思いがちですが、「辞められる側にも理由がある」のも事実です。労働人口の減少から、採用は売り手市場となる中で、企業と求職者のミスマッチも起きやすくなっています。「働き方」や「価値観」は時代とともに変化をしています。企業の成長には人材の成長は不可欠です。今回、実態を把握し理解することで、退職代行から電話が来ることがないような企業作りを考えていきたいと思います。
