【7月開催】第150回HSEセミナーのご案内

(写真は年に1回開催している全国大会の様子)

 今回のHSEセミナーでは薬局業界に起きる変化に着目し講師を選定してみました。
 1講義目には2023年8月から「電子処方箋システム」の運用に取り組んでいる病院から講師をお呼びしています。一部地域の運用ではありますが、地域で協働した取り組みは、医療DX後の日本の未来像とも言えます。2025年以降、本格的に始まる医療DXの未来を垣間見たいと思います。
 2講義目には厚労省薬事企画官として「これからの薬局」を担当してきた講師に、改めて2025年、そしてその先に向けて「何が求められるのか」を聞いてみたいと思います。薬局を取巻く環境変化は近年かなり複雑です。その構図(状況)を知らなくては、戦略も立てられません。
 3講義目には医療ジャーナリストとしておなじみの講師をお呼びしています。敷地内問題、大手企業のM&A、ファンドの襲来など業界を賑わすニュースが多くあります。また大手優位と言われる令和6年度改定にどのような裏話があるのか。いつもと違った視点から薬局業界を考えます。

詳細

開催日:2024年7月19日(金) 13:00~17:00 / 20日(土) 10:00~12:00
    ※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所:ビジョンセンター田町 904
   JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ
    ⇒会場へのアクセス
費 用:50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
    ※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ。

セミナーの案内はこちら(PDF)

第150回HSEセミナー

第1講義
「電子処方箋システム運用の現状と課題、薬局との協働」
伊藤 陽一 氏 (長野県立木曽病院 薬剤部長)

診療報酬改定により、電子処方箋導入施設数が増えてきています。しかしながら実運用までたどり着けている医療機関は極わずかです。そんな中で2023年8月より電子処方箋システムの本格運用に取り組む同病院。医療過疎地域だからこそ、医療DXを利用した効率化が求められます。地域にある10薬局の導入もほぼ完了し、「電子処方箋モデル地域」と呼べる活動をしています。医療DXのメリットに地域差はありません。ここで得られたエビデンスが全国へと広がっていきます。運用までの課題、実運用によるメリットや薬局との連携について聞いてみたいと思います。

第2講義
薬局・薬剤師の取り巻く環境の変化とこれから」   
太田 美紀 氏 (医薬品医療機器総合機構 安全性情報企画管理部 部長)
        (前厚生労働省 医薬局 薬事企画官)

調剤報酬改定への対応は必須ですが、薬局という制度そのものへの関心を持たなくてはいけません。「患者のための薬局ビジョン」に始まり、「薬剤師の養成及び資質向上等検討会」、現在は「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」が行われています。また規制改革に向けた議論も進行中です。さまざまな規制があり、非効率と言われる医療業界ですが、非効率ゆえに集約化しないで済んでいる現状があります。医薬分業から50年。調剤からの脱却が求められています。元厚生労働省の担当者として取り組んできた活動と、これからの薬局に対する警鐘を聞いてみたいと思います。

第3講義
「診療報酬改定のウラ事情と薬局業界の変化」
玉田 慎二 氏 (医療コラムニスト/ジャーナリスト)

大規模なプラス改定となった診療報酬改定。しかしながらその内容には疑問符が浮かびます。いかにして今回の改定が成り立ったのか、そして不安視される次回に向けた密約とは。ジャーナリズムが経営に直接影響を及ぼすことはなくても、情報を知ることで戦略を練るための糧となります。薬局業界はかつてないほどに混乱の時代に入ろうとしています。いま日本の医療・ヘルスケアが海外企業に狙われています。一方で調剤市場は、日本の経済界から狙われています。そして、久々の日本薬剤師会の組織改編。改定も終わり少し肩の力を抜いて、皆さんが大好きな裏話を聞いてみたいと思います。

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