
HSEセミナーは「本物の薬局・薬剤師」を考えるべく2010年1月にスタートしました。東日本大震災や新興感染症による中止もありましたが、本年で16年目170回の開催を超えることが出来ました。
薬局運営に関わる情報の他、医療・介護そして小売業の視点から様々な講師をお呼びしています。お呼びした講師は250名を超え、情報量は薬局業界ナンバーワンのセミナーとなっています。
第170回HSEセミナーのコンセプト
新・報酬への対応に向けた慌ただしい半年が始まります。「患者のための薬局ビジョン」の総括として「小規模乱立」という厳しい指摘を受けています。次なる2035年「立地を地域へ」に向けた整備が始まります。OTC類似薬の保険給付見直し、薬局認定制度、特定調剤(外部委託)と業界の変革は止まりません。
3月のHSEセミナーは改定内容・振り返りをもとに「これから」を考える講師を選定しています。
1講義目には、「小規模」という指摘に対し、独自性ある店舗作りを進める薬局から、これからの薬局づくりについて伺います。また試験的に始めた「店舗内オンライン服薬指導」も気になるところです。
2講義目には前・中医協委員の講師をお呼びし、薬局業界に求めらえる変化について伺います。厳しい指摘を受ける調剤報酬。果たして中医協での議論とは。その裏側はどうなっているのか。
2日目(3講義目)には弊社より、特別講座を含め報酬改定の内容から今後の薬局経営を考えていきたいと思います。報酬対応は「目的」ではなく「手段」です。患者が集う仕組み無くして、薬局の持続的運営はあり得ません。次の10年に向けた戦略を一緒に考えていきたいと思います。
詳細
開催日:2026年3月27日(金) 13:00~17:00 / 28日(土) 09:00~12:00
※HSEセミナーは2日間開催のセミナーです。
場 所:ビジョンセンター田町 4F 「404」
JR田町駅または地下鉄三田駅よりすぐ
費 用:50,000円(税別) (同一法人の場合、お二人目から25,000円)
※お申し込み後のキャンセルに伴う返金にはご対応できませんので、ご確認の上お申込みくださいませ
講師紹介
第1講義
「2040年の薬局がベールを脱ぐーオール薬局の仕組みを全公開ー」
佐々木 拓也 氏 (マイライフ株式会社 常務取締役 薬剤師)
調剤報酬改定に向けた議論は「患者のための薬局ビジョン」を進めた10年の総括だったように感じます。
「小規模乱立」や「狭い調剤室」への指摘は2035年「立地を地域」という新たな目標に向けて見直しが進んでいきます。そしてこれからの10年はオンラインを活用した医療格差・へき地の是正へと進んでいきます。店舗づくりにいち早く注力し、唯一無二の店舗づくりをするオール薬局。直近ではオンライン服薬指導にも力を入れた新たな取り組みをスタート。それが「店舗内でのオンライン服薬指導」。調剤報酬改定の結果を踏まえながら、これからの「新しい薬局づくり」へのビジョンを聞いてみたいと思います。
第2講義
「令和8年度診療報酬改定を踏まえた医療提供体制の将来像」
~これからの薬局に求められる機能とは!?~
池端 幸彦 氏 (医療法人池慶会池端病院 理事長/日本慢性期医療協会 副会長/前・中医協委員)
2020年より昨年10月末まで約4年に渡り中央社会保険医療協議会の委員として報酬改定に尽力されてきました。地方の医療の現状を伝えると共に、薬局に対しても暖かくも厳しい指摘をされてきました。報酬改定への関心は高いですが、実際にどう議論されているのかはあまり知られていません。
中医協委員として議論してきた経験を基に、医療制度や報酬の向かう方向性、そして調剤報酬についてもうかがってみたいと思います。改定議論の終わりは、次回改定に向けた準備期間の始まりとも言えます。現場の意見を反映させる改定にするためには、しっかりとした準備が必要になります。
特別講座
「調剤報酬改定の最新情報・分析と算定に向けた戦術案」
駒形 公大 氏 (株式会社Kaeマネジメント 代表取締役)
重要な調剤報酬改定。答申公表から1か月近く経つとは言え、多くの方が情報の整理に追われている時期かと思います。報酬改定対応は日々出てくる情報を整理、イメージして戦術に落とし込んでいく必要があります。答申が出るまで「調剤報酬改定マニア」、答申が出た後は「報酬算定ファンタジスタ」としてのクリエイティブな発想を皆様にお伝えします。
第3講義
「環境の変化に立ち向かう薬局マーケティング戦略とは」(仮)
駒形 和哉 氏 (株式会社Kaeマネジメント 取締役会長SAN)
26年度報酬改定は薬局業界の大きな転換期といえます。中医協に提出された「小規模乱立」「調剤室の面積」という資料はこれまでの自由開業市場に対する抑制策といえます。これから始まる「薬局認定制度」の裏には薬局の「機能分化」が隠れています。なぜ機能分化(見える化)するのかを考えなくてはいけません。薬局の売り上げは「患者数×単価」です。報酬対応は「単価」への対応であり、「患者数」が減少してしまえば、薬局経営は成り立たないといえます。ではどうしたらいいのか。それが「マーケティング」であり、「処方箋が集まる仕組み」を作ることです。薬局業界に警鐘を鳴らし続け約20年。いよいよ時代がやってくるのかもしれません。


